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幅広い分野のシステム構築を上流から下流工程までこなす
1951年、世界初の商用コンピュータが米国ユニバック社によって設置された。そして1955年に同社は、東京証券取引所と野村證券に、日本初のコンピュータを設置する。このユニバック社が設立した日本法人である日本ユニバックが、日本ユニシスの前身である。つまり、日本のコンピュータの発展は、日本ユニシスの歴史とともにあったと言っても過言ではないのだ。
初めはメインフレームと呼ばれる大型コンピュータの導入が業務の中心だったが、時代の変化と共にコンピュータシステムはパソコンやサーバを複数接続するオープン化へと進んだ。ウィンドウズをベースにして企業の重要な業務システムが構築できるようになっている。これに合わせて日本ユニシスでも、コンサルティング、システムの設計や構築、ソフトウェアの開発、メンテナンスサービスといった業務が重要性を増している。
日本ユニシスの強みは、長い歴史をもつ金融系のシステム構築で技術やノウハウを蓄積していることだ。だがそれだけにとどまらず、金融で獲得した新たな技術やノウハウを幅広い業界で活用し、新たなサービスを提供している。しかもコンサルティングのような上流工程からメンテナンスなど下流工程まで、1つの企業グループでトータルサービスを提供する。日本にシステムインテグレーターは数あるが、このような企業は極めて少ない。
日本ユニシスは社会を支えるさまざまな大規模システムを構築してきた。代表的なものの1つが金融機関のATMシステムだ。例えば、かつては取引がある金融機関のATMしか利用できなかったのが、いまではほかの金融機関のATMでも入出金できるようになっているが、そのしくみを最初に作ったのは日本ユニシスだ。
最近では、世界で初めてウィンドウズのサーバを基盤としたバンキングシステムを構築した。実はこれまで金融機関のバンキングシステムは、メインフレームを使ってきたのだ。それをオープンシステムで構築した技術力は、他社には真似できないところだ。
インターネットを使って企業と消費者を結ぶシステムも、数多く手掛けている。航空機のチケットをウェブ上で予約し、空港で発券やチェックインができる国内線の予約管理システムを構築。航空貨物の予約や運送などを行なうシステムや、旅行の総合予約販売システムなども手掛け、旅行や出張がより楽にできるようになった。
サッカーくじ「toto」も、いまではインターネットで購入できるようになっている。日本ユニシスはこのしくみを立ち上げる段階から関り、単にシステムを構築するのみならず、ビジネスのあり方全体についても提案していった。同社のコンサルティング力を活用した成功例の1つである。
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