マルホが'02年に掲げた長期ビジョンは、「皮膚を科学関連医薬品のブティック・カンパニー」。この長期ビジョンを目標に、マルホは自社の強みである皮膚科・外用剤に関する技術や情報を強化し、自他ともに認める皮膚科・外用剤領域トップクラスの製薬企業に育ってきた。
“ブティック”とは、品質の高い製品を扱う専門店のこと。つまりマルホは皮膚科学に特化した高品質の医薬品を扱う専門企業として地位確立を目指したのだ。企業向け媒体にも皮膚の写真を前面に敷いた新聞広告「皮膚シリーズ」を皮切りに、インパクトのあるビジュアルを用いた広告を通じて、「皮膚を気にする人は、どこかでマルホとつながっている」というメッセージを配信しつづけてきた。また、'02年以来は自社の皮膚科系ラインナップを充実させ、ニーズに合致した剤型の開発にも努めるなど、専門である皮膚・外用剤領域に全精力を傾注してきた。
その成果はまず、周囲の変化をもって実感することになる。医療現場では、「マルホといえば皮膚専門の会社」というイメージが浸透していったのだ。それに伴い売り上げも増加。さらに'07年にはその功績が認められ、独自性がある優れた戦略を実行し、高い収益性を達成・維持している企業を表彰する「ポーター賞」を受賞した。
長期ビジョンのスタートから7年、「皮膚を科学するブティック・カンパニー」というステートメントを着実に達成しつつある。現在では皮膚科・外用剤領域において国内トップクラスはもちろんのこと、世界に向けても準備を進め、皮膚のオンリーワン企業としてさらなる躍進を続けている。
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